引き取った保護猫と先住猫の相性が最悪な場合、仲良くなることはあるのか?
2年前、自分好みの猫を引き取る選択権がなくなる前に…という恣意的な気持から3匹目の猫の里親になりましたが…(その経緯はコチラの記事参照)先住猫との相性が…最悪ということが直ぐに判明しました。
猫経験の多いシッターさんに2匹の様子の動画を観てもらったら「外猫レベルのケンカ腰ですね~」と驚かれてしまいました。。。
でも…、そのまま引き取ることにしたのです。(その結果についての記事はコチラ)
というのも、半年ほど里猫リサーチをしている間、いろいろと保護猫団体のホームページなどを訪れていた時に見かけた内容が興味深く、「一度引き取ったら生涯見届ける覚悟」で引き取ろうと決意していたからなんです。
どのサイトか忘れてしまったのですが「一度譲渡した猫は戻すことはできません。その代わり、サポートやアドバイスを徹底しております」的なことが書かれていました。
通常、トライアル期間を設けているところがほとんどだと思います。
どうやらその団体もはじめはトライアル期間を設けていたようなのですが、最終的にトライアル期間を設けないという試みになったようです。
そうせざる負えない事情があったのであろう気がしました。
詳しくは書かれていませんでしたが、すぐに戻されてしまう猫が後を絶たなかったのではないかと推測されます。
猫は環境に慣れるということを経験上わかっての発言のようにも思えますし、
「万が一、戻せると思って引き取るんだったら結構です」という保護主さんの意思表示かもしれません。
もちろん、賛否がありそうな感じではありますが、私にはなんとなく響いたのです。
先住猫がいる場合には、相性とか…気になってしまうところですが…、とはいえ10日から2週間、長くても1か月程度のトライアル期間って短すぎる気がしないでもない。
猫って突然、前触れもなく懐いたり、心を開いたりするし…(こちらの記事参照)
我が家ではそれが引き取って約10年後だったりもしたので(←レアケースかもしれませんが)
かといって、半年から1年も様子をみるというのも中途半端過ぎな気もします。
結局「トライアルなし」という選択に行き着くのか…と勝手に想像し、妥当な流れなのだと思いました。
…と、ここまでが1年前に書きかけていました。
この続きは、「特にベタに仲良くなることはないが、そこそこの距離感でうまくやっていく。そして、ときどき近くで寝たりすることもある」…で〆るつもりでしたが…
実は…この1年で後からやってきた猫(黒白)が、引き取って3年というあまりに短い期間で亡くなってしまいました。。
そのため、1年前の見解からちょっと視点が変わりました。
結論からいうと、「猫同士は平行線で上手くやれても、相性最悪なストレスの他にも猫にストレスがかかる場合がある。」という見解。
直接の死因は内臓の機能不全でしたが、もしかしたら…もしかしたらストレスが病気を誘発したんじゃないのだろうか…と、そんな気がしてなりません。。。。
それは、亡くなった猫の性格を考えると猫同士の相性の悪さのストレスではなくて、あまりかまってもらえないという愛情不足だったのかも…と
もちろん、かまってなかったわけではありません。
…ただ、猫が求めるほど与えてあげれなかったのかもな…と今になって思うのです。
自分的には3匹ともまーまー平等に向き合っていたと思っていました。
ただ、多頭飼いのセオリーとして「先住猫ファースト」の姿勢だったのと、先住猫があまりに臆病だったため、先住猫をやや優先しすぎちゃったのかな…と、猫が亡くなった後にふとよぎりました。
本当はもっと甘えたかったのに、甘えられなかった…みたいな、兄弟の多い大家族で育った下から3番目くらいの子供的な感じでしょうか。
引き取って1年過ぎたあたりに、ふと手のかからない子だな…と思ったことがありました。
思い返すとその頃からあまり甘えてこなくなったんだと思います。
そして、まる2年が過ぎて発症したのです。
その後は約1年、お腹にガスが溜まらないようにマッサージしたり、背骨を温めたりと朝晩、介護的な生活をおくることに。(この辺はまた改めて記事にしたいと思います。)
もしかしたら、かまってほしくて発症したのか⁈ ナントカ症候群とかいうのがあったような気がする⁇
もはや、本当のところはわかりません。。。
もしも引き取って相性が悪い場合、猫同士よりも飼い主の姿勢が問われるのかもしれません。
まー、飼い主の姿勢はいつでも問われるものですが…
並々ならぬ愛情を平等に与える器と覚悟がもっと必要だったと今更ながら思うのです。