シリットの圧力鍋の修理代に驚愕!のはなし
玄米を炊くのがキッカケで圧力鍋を使い始めて、その後、玄米食をやめてしまっても圧力鍋は愛用し続けておりました。(圧力鍋が好きな理由はコチラの記事にて、玄米を炊く記事はコチラ、玄米食をやめた記事はコチラ)
玄米を炊く時には国産の平和というアルミ製の圧力鍋で、白米やその他の料理にはドイツのシリット社の圧力鍋を使っていたので、玄米食から離れると同時に平和の圧力鍋ともサヨナラとなりました。
レトロな形も好まれるようなんですが、私はシリットの方が好み…
ドイツ製の圧力鍋といえば、フィスラーとかWMFが有名、一方シリット…というと知名度がいまひとつですが、シリット社が誇るシラルガンと呼ばれる琺瑯系のオリジナル材質の方が有名かもしれません。
私が選んだ理由もガラス質の素材であれば鍋にニオイも移りにくいし、焦げにくく、万が一焦げた時も落とし易いんじゃないかって思ったから。
とはいえ、超重いのと超高価なのがデメリット。
この2つのハードルは、2.5ℓという一番小さなサイズをチョイスすることでギリ3キロ越えないため良しとして、このサイズだと定価は4万円弱。ルクルーゼやストウヴより高い!(重さはいい勝負って感じでしょうか)
ラッキーにもちょうど欲しいと思った時期がたまたまモデルチェンジの時期と重なり、日本正規品のクラッシックという旧モデルの鍋を12000円(+税と送料)という超破格で手に入れられたんです。(保証書もちゃんとついてました♪)
そして、ほぼ毎日、シリットの圧力鍋は活躍してくれていたのですが、とうとう蓋の締まりが悪くなり、部品を交換しないと…という事態に…。(2年ほど前にゴムパッキンは交換していたんですけどね。)
交換部品はシーリングキャップという小さなシリコンゴムのパーツで、Amazonとかで調達もできましたが、蓋の閉まり具合もみてほしかったので、代理店のWMFのサポートセンターへ連絡をしてみました。
こんなとき、並行輸入品でなくて良かったって思います。
電話では、部品を新しいものに交換する作業になるが、現物を送ってほしいとのこと。
しかも部品は蓋裏側に取り付けるものなんですが、鍋本体も送ってほしいということで…えーっあんなに重いのに…?!って感じでしたが、とにかく重宝する鍋だったのでこの機会に整えてもらえるのも良いかと思い、梱包の手間と送料1200円くらいをかけて発送しました。
発送してから5日後くらいに見積もりの電話があり、蓋のハンドルの外から見えない部分が割れているということが判明。蓋とゴムのパーツやら総取っ替えになるそうで…定価のパーツをそれぞれトータルすると1万7千円かかる…と言い渡されてしまいました。。。
修理の予算が1万円くらいと思っていたので、思わず「それだったら、新しいの買った方がいいですよね…」と言ったところ、オペレーターの女子は涼しい感じで「え、でもこの鍋はその値段では買えませんよね。」と返り討ちにあいそうになったので「あ、買ったときもっと安かったです。1万5千円もしないくらいで買いましたから〜」と言い返してしまいました。
先方の女子は少し驚いて「そうでしたか〜」って感じでしたが、修理の見積もりを伝える時の常套句なんでしょうね…買えばもっとしますよね的な…
うーん…でも値段が高いっていうことは、ダメになりにくいっていうことでもあるんじゃないの??って言いたかった。。。(ま、私の場合は安く手に入れられたから強く言えませんけど…)
保証書をみると買ったのはちょうど4年前でした。ほぼ毎日使っていたからもっと前だと思ってましたが、ダメになるのは意外に早かった…シラルガンの部分は鍋本体で、ちっともくたびれてません…さすがそこは10年保証だけあります。(100年以上持ちそうなくらい堅牢な感じです。)
とにかく修理は止めにしたとして…圧のかからない鍋としても十分使うこともできたのですが、新しい圧力鍋を買うことになるのがわかっていたので、鍋はそのまま破棄してほしいと伝え、シリットの鍋ともサヨナラとなりました。
それから3週間くらい経って、代理店のWMFから封書の宅急便が届きました。
あれ?もうキレイサッパリ済んでなかったかな〜って思い開けてみると、鍋に同封した保証書が1枚入ってました…
鍋を破棄してもらったのに、なんで保証書だけ返送するのか謎でしたが、この手間と経費を他のサービスに使ってほしかった…修理代の割引とか…(もっとお客が喜ぶことに有効活用してほしいものです。)
そして、ごはんは圧力鍋で炊きたいというのもあり早々に買わないと…でもまたシリットにしてよいのだろうか…とだいぶ迷い、結局、平和の圧力鍋を選びました。決め手はシリットの修理代よりギリ安く(1万6千円)、久しぶりに玄米を炊いてみるのもいいかなと思ったから…
それでも、シリットの圧力鍋で炊いた白ごはんを懐かしく思うのでした…