ノロになって、断食に目覚めたはなし
私の食生活の変化について紐解くと、2012年の初秋にプチノロウイルスを発症したのが、そもそもの始まりたったように思う。
病気といえば年に一度の食あたりぐらいで、生まれつき丈夫な健康優良児として生きてきましたが、ある日突然かかってしまいました…ノロウイルスに。
それまで勤続13年で初めての病欠でした 😯 (ちなみにその欠勤以降、今に至るまで病欠無しで皆勤しておりますです)
発症したのは、朝4時くらい、目覚めはいつも抜群なのになんだか起き上がれない…???って思っていたら、スゴイ悪寒が…と思ったら、次は吐き気で…(食事したのが前の晩の早い時間だったため、消化しきっていたらしく、嘔吐といっても吐き出す物がなくて助かりました)
どうやら大変なことになったと思い、会社の同僚へ欠勤のLINEをしながら、ノロウイルスについてもだるさと戦いながらスマホで検索。この時、目覚ましとしてスマホを枕の横に置いていたのが本当にラッキーだったと思う。頭を持ち上げることができないくらいだるかったので、ベッドから這い出ることもままならない。どうやらノロウイルスは落ち着くまでは安静にするしかないってことが判明。
病気慣れしてないため、もしかしたら、これから一生、ただただベッドの上で過ごすことになったらどうしよう?!と真剣に悲観してみたり…ベッドの上でぐだぐだしていると朝6時過ぎくらいに同僚から返信がきたので安心して爆睡。
起きたらなんと夕方の5時。ちょっとだるいけど起き上がれる程度に回復。トイレを済ませ、また爆睡。次に起きたのが夜10時。だいぶ楽になってました。自販機で清涼飲料水的なものを買いに出かけてみる。水分補給してまた爆睡。
そして、翌日朝8時。ずいぶん楽になったので、午前中に近くの病院へ。そしたら、『もうほぼ治ったから今日の午後は家でゴロゴロ休息して、感染の心配ももうなさそうだし明日から出社しても大丈夫。』との見解で、比較的軽めのノロっぽい感染症ということでした。ノロといえば、一週間くらい自宅待機せざるおえなかったりするもとだと思っていたので、比較的軽いとはいえ、まる2日での完治!我ながらすごい治癒力。その日は、もう元気でしたが食事はせずにゴロゴロのんびり過ごしました〜
そして、この時、ちょっとした気づきがありました。
まるまる2日何も食べずにいたことが、すごく心地よかったんです!
何も食べずにお腹の中にも何もないことが、身体だけでなく心も軽くなったみたい♪♪♪っていう感じ。この爽快感が、食について考えるきっかけになったんだと思う。
この時行った病院は、街中の小さな医院なのですが、実は2度目。ちょうどその半年くらい前にインド旅行でお腹をこわし、帰国後すぐに診てもらったことがあり、同じようなことを既に言われてました。
それは『抵抗力が低下している時には胃を休めた方がよいので、食事はとらない方がよい』というもの。普段、病気をしない私としては、ちょっとでも具合が悪いと「たくさん食べて元気になろう!」って思っちゃうんだけど、どうやらそれは良くないらしい。
胃を休めて、身体の負担を減らすって、すごく大事なんだそうです。食べ物を消化するって、すごいエネルギーがいるんですね。なので、食べなかった2日間で身体が十分休むことができて、スッキリ心地よかったのかなと思います。
プチノロを発症したことで、『食べない方が身体に良い』っていう新常識を身を以て知った出来事でした。
そして、この心地よさが忘れられず、断食してみようと思いはじめたのです。