やっと保護猫の里親になる
これまでの経緯は、コチラの記事にて。
前回、猫の里親トライアルがダメになってから半年の間…保護猫サイトをリサーチするもなかなかご縁がなく、
とうとうブリーダーから譲り受ける決心をするも他の方に先を越され…
急いではいないものの、この感じ…一生続くのでなかろうか?と大袈裟な私は思ってしまっておりました…(;´Д`)
「スコティッシュフォールド、長毛、グレー系、成猫、できれば男の子」…というこだわりがハードルを高くしているからっていうのはわかっていたため、
…であれば、「スコティッシュフォールド、長毛」と枠を広げればそうでもないかと思ったものの、それでも意外と見つかりません。。。
さらに「長毛、成猫」で枠を広げると…
「ペットのおうち」とかの里親募集サイトではなく、保護団体自体のホームページで「成猫長毛オス」の里親募集を見つけました!
グレー系ではないけど…なんとなくスコっぽい顔立ちの長毛だし!誰かに先を越される前に問い合わせしないと!!と、さらっと募集要項を確認して、取り急ぎメールの問い合わせを済ませ、その後に詳細をじっくり読む…
せっかちこの上ない感じですが、その時はなんだか焦っていたのです(;’∀’)
落ち着いて読むと保護の経緯がなかなか興味深い。
<その経緯>
もともとは「ふれあい猫展」という全国を巡回していたイベントのふれあい猫だったらしい。
後から検索してイベントポスターの画像を見つけました⇩
このイベントの運営会社のオーナーが贈収賄で捕まり倒産、ふれあい猫達90匹が路頭に迷うことに…
そこで複数の保護猫団体が手分けして里親を探すことになったとのこと。
この団体では20匹(22匹だったかな?)引き受けたそう。
***
保護された猫さん達は、イベントで活躍する名立たる種類の猫ばかりのようでしたが、
里親募集の説明文には「ブランドで選んでほしくないのであえて種類は記載しません。」となっておりました。
ちなみにこの団体は埼玉県にある「アニマルエイド」。
里親の募集は独自のホームページ上でしか掲載していないようで、他の里親募集サイトには載せていないのではないかと思う。
いくら里親募集サイトをみても見つからなかったということですね。
問い合わせをしてから冷静になり…ちょっと先走り過ぎたかと思い始める。。。(;^_^A
走り出してから迷ういつものパターン…
あれ?本来の意図からだいぶズレてないか?ってなるのです^^;
さらに掲載されていた写真をじっくりと見ると…
壁に貼られたピンクのテープに「ラガマフィン」って書いてある!スコじゃないのか⁈
でもでも…丸顔だよね?と自分を納得させるも、本当に良かったのか自問自答を繰り返す羽目に。。。
しまいには同僚にLINEしてどう思うか聞いてみたところ…
「丸顔というよりはシュッとしているように見受けられますが…」との返事に追い打ちをかけられる。。。(;´Д`)
しかし問い合わせの翌日には返信があり、里親候補はまだいないのでシェルターに来られたしとのこと。「成猫さんへの問い合わせ大歓迎!」な雰囲気を感じました。
保護してから早い段階で若い猫達(~3歳くらい)はすべて里親が見つかったようなのですが、6歳~12歳のふれあい猫達がまだ里親を待っている状態だったようです。
先方の素早い返信に「それでは、週末伺います」とすぐに返信をしてしまったのですが…
なんとなく見送った方が良いのかも…と気持ちが揺れておりました。
…というのもいつものパターン「焦って2番目で落ち着く」というのに、陥っている気がしてならない…本当はスコでグレー系が良かったんじゃないの??それでいいの??という感じ。
まーとはいえ、家電のスペックを選ぶのとはワケが違うため、ご縁に任せるというのも健全な気がする。。。
週末までの数日間はそんな気持ちで揺れていたのですが、シェルター訪問の当日には「とりあえず今日は会ってそのまま帰ろう」と気持ちを固めてました。
…で、結論を先出ししておくと、その当日に連れ帰りました…(;^_^A
話を戻して、その経緯***
付き添ってくれる同僚と電車に乗ること約1時間半、都内からは結構な距離です。
電車に揺られながら、「ところで…グレーでもスコでもないですよね…⁇」いう同僚にも「ちょこっと見学して帰るだけだから」と伝えておく。
アニマルエイドのシェルターは最寄駅からさらにバスで20分くらいでしょうか。
思った以上に遠方でしたが、シェルターは2階建ての民家で管理が行き届いた感じがしました。
迎えてくれたスタッフの方もとても感じが良く、はるばる訪れたものの実は冷やかしみたいなもので、そのまますぐに帰るのも申し訳ない気がしていました。
民家をリノベした保護施設はいくつかの小部屋で区切られていて、ふれあい猫達は「ホスト部屋」と呼ばれる四畳半に同居していました。
だいたい10匹くらい?居たような気がしますが、どの仔も人馴れしていて部屋に入ると直ぐに寄ってきます。これがホスト部屋と言われる由縁のようです( ´艸`)
人とのふれあいが生業だっただけあって、おやつにつられて近寄ってくるとかいう感じはしません。
流石「ふれあい」のプロでです。
見たことない系の高貴な猫ばかりでしたが成猫ってことで里親が見つからない模様。
その中でお目当ての茶白長毛さんは、ややクールな印象。あまり近づいてきませんでした。
「まー、こんな感じですかね~」と「さぁ、帰るか~」と思うも、同席していただいたスタッフの方がメチャメチャ感じの良い方で、なんとなく他の部屋などにも案内していただいたりして、結局長居することに。
一度「ホスト部屋」に戻ってから帰ろうかと立ち寄ったところ、お目当て茶白長毛さんが何故か傍らに来て離れません…どういう心境の変化なんでしょうか。
そうなると…この機会を逃してはならないような気がしてきます。
さらに驚いたのは、里親申込み当日に連れて帰れるということでした。
それまで、里猫のお迎えは「自宅までお届け」して飼育場所確認というルールがあるような気がしていたので、里親になると決めても後日迎えることになるのかと思っていたのです。
この猫を迎えるとなるとまたここまで足を運ぶことになる。。。とはいえ、見学のつもりだったのでまったくの手ぶらなため準備もできていないな…と想定外の案件に悩む。。。
ここでスタッフの方からキャリーバッグを貸してくださるという願ってもないお申出が⁉
この時点で連れ帰ること決定!
持ち合わせもなかったため、急遽、近くのコンビニに規定の譲渡金(42,000円だったと思う)をおろしに行く。
譲渡金は3年前よりもだいぶ値上がった感じがしましたが、保護のための経費を考えるとむしろ今までが不自然なほど安かったってことか…。
連れて帰る準備ができ、さっそくキャリーバッグの扉を開けて部屋の真ん中に置くと…
なんと自らキャリーに入ってくれました\(◎o◎)/!嬉!
さらにスタッフの方が駅まで送ってくださり(謝!)
家に着くまでの約2時間弱という長丁場で内心大丈夫かな…?と心配になりましたが、
地方巡業やら運営会社の倒産やらのゴタゴタでいろいろと連れ回されていたためか。。。道中は動きもなく、家についてキャリーを開けても全く怯えた様子がなく状況の変化に慣れた様子。
まー、これからの移動は病院くらいになるからねー!と内心声をかける。
こうして我が家に新メンバーが加わったのです。