猫の預かりボランティア
家族や交友関係も比較的淡白な私ですが、なぜか動物好き。
現実問題、犬はちょっと(精神的に)重い…鳥を肩に乗せて生活するのにも憧れますが、多少放置していてもむしろ幸せそうな猫が自分にあっているという結論で、今は猫2匹と同居しています。
上京した当時(約20年前)はペットを飼える住まいって今よりもだいぶ少なかったんですよね…賃貸だったらまず無理な感じで、定職に就いていない私にとって「東京では車とペットはお金持ちの持ち物なんですね〜」みたいなハードルの高さがありました。
数年後、ペットを飼うことができる住まいを手に入れられて猫と暮らす生活がぐっと近づいたのですが、ちゃんと飼うことが出来るかどうか自信がありませんでした…
というのも、子供の頃からずーっとペットが欲しかったんですが、死んでしまうのを見るのが嫌という理由から家族が動物を飼いたがらず、大学生になって一人暮らしを始めてすぐ家族に内緒で念願の猫(純血腫のチンチラ)を飼いました。
結局、管理会社に見つかってしまい、実家に預けて10年後、最後は猫を一番可愛がっていた父が看取ることに…
なんだか無責任で中途半端な飼い方になってしまった過去があります…
一人暮らしで残業も多く午前様になることもめずらしくない日々で、果たして一生面倒をみれるのか自分でもわかりません。。。
毎日、保護猫のサイトを見ては決心がつかない日々が続きました。
しかも、留守がちな一人暮らしでは譲渡条件にひっかかり、譲ってもらうことも難しい感じ。
ペットショップでの購入も考えましたが、子猫の世話は到底できない生活だったため、飼うなら成猫と決めていました。
そんな時、「猫の預かりボランティア」募集というバナーを発見っ!
今ではいろいろな里親サイトで見かけることがありますが、当時はけっこう少なかったように思います。
とりあえずペット可の居住条件は満たしているので資格は十分あるし、問い合わせをすると面談してもらうことに。
募集主は団体ではなく個人で猫の保護活動をされている方でした。
実際に会って話してみると同世代の女性が一人でペットショップ(グッツのみ)と一緒に運営されていて、なんとなく信頼できそうな感じ。(実際会ってみるって大事ですよね)
一人でといっても仲間がたくさんいるようで、他の団体とも連携しながら保護活動をされているようでしたが、人が多く集まると面倒な案件も多くなるから法人化せずに活動することに決めたと言われてました。
そして、猫を飼う条件の悪さを話してみると「留守がちでも猫は平気」というあっさりしたお答え。
(猫のアドバイザー的な資格?を持たれていたので、そうなのだろうと納得)
「ひとまず預かって気に入れば引き取ってもらっても大丈夫」という緩い感じで、組織化されていない分、融通が利くようでした。
そこにいた猫達から選んでもいいよと言われたのですが、その時点では本格的に飼うつもりはなかったので自分では選ばずにお任せすることに。
トイレや砂、フードは支給していただき、預かりボランティアを開始。
(私の場合、費用があまりかからない好条件でしたが、最近は砂、フード、そして医療費も自腹のボランティアがほとんどのようですね)
ケージは好みのものが良かったので自分で準備し待機。
数日後、自宅の訪問と共に2匹の猫がやってきました。
1歳弱の三毛猫姉妹が選ばれたようです。
そして、2匹とも1年半〜2年後にめでたく里親さんがそれぞれ見つかり、我が家を旅立っていきました。
姉猫は練馬のご両親と娘さんという家族構成のお宅、半長毛の妹猫は高輪にある高層マンションのセレブ猫になったそうです。
友人には可愛がっていたのに寂しくないの??と言われましたが、私よりも条件の良いご家族に巡り会えたと思えるのでちょっと寂しく思ったものの引きずることはありませんでした。
動物好きですが、基本的に淡白なんだと思います。
そして、数ヶ月後にまた次の猫の預かりが始まりました。