はじめての桜盆栽の越冬〜開花〜満開まで
去年の10月に初めて習った盆栽は、桜を選びました。(その様子はコチラの記事にて)
「花芽がちゃんとついているから次の春には咲くよ」という盆栽の先生の言葉があったものの…実際のところ、「本当に咲くのかな?」と半信半疑でしたが、なんと見事に咲きました!
盆栽を始めて初めての越冬でしたが、外管理ということもあり特別なケアはほんとんどしないまま、隣に置いている苔玉が乾いたタイミングで盆栽にも水をあげる程度しかしていませんでした。
大体3〜4日に1度くらいだったと思う。
毎日入念に様子をうかがっていたものの寒くなるにしたがい、水切れしていないかを時々確認する程度になっていました。
既に葉は落ちて枝と幹だけのため、元気なのか元気でないのかよくわからないまま「桜は寒さにあてると花にとってよい」とどこかで聞いた気がして、寒い日もあまり気にせずにむしろ桜にとっては良い事なんだろうと心配することもありませんでした。
東京の寒さは東北出身の私にとってはまだまだって感じというのもある。
あまりに変化がないので、一生このままかも…という気分になっていた3月上旬、つぼみが少し膨らんで先が黄緑色に色付き始めてきました。
この瞬間、満開になったときよりも私的には感慨深いものがありましたー。
というのも、まるで死んだみたいに閉じていた状態から突然動き始めた様子に季節の変化を感じとる生命力を目の当たりにした気がしたのです。…(言葉にすると大袈裟に聞こえてしまいますが…)
その時期がきたらちゃんと動き始めたことに「水面下でずーっと準備をしていたのか…」とつぼみが膨らみはじめてからは毎日の変化を見逃すまいと朝起きると庭にでてみるのが日課となりました。
そして、固い黄緑のつぼみが色づき始めました!
ただ…なんか思っていた桜のつぼみよりだいぶ赤みが強いのですが??とやや疑問が。。。
桜のつぼみってこんなにピンクだったかな??とだんだん桜じゃない木なのではないかと疑いはじめる始末。
幹の部分は確かに桜っぽいのに…
そして、1つ開花!
ちゃんと桜でしたー^^
ここでまた不安。
全てのつぼみがちゃんと咲いてくれるのかな??
我が家のあるあるな植物の傾向としては「つぼみのまま咲かずに終る」「葉が開かないまま枯れる」というのがわりとあるのです…
全部のつぼみが無事に咲いてくれるのかな〜と桜が咲きはじめてからは朝と晩の確認が欠かせません。
最後のつぼみが咲く頃には最初の花が終わりをむかえるタイムラグが発生したものの、無事に全てのつぼみが咲いてくれました^^
備忘録もかねて今年の満開までの経過は
3月上旬:つぼみに変化 ちょっと膨らみ始める
3月17日:つぼみが黄緑に膨らむ
3月18日:つぼみの先が濃いピンクに色付き始める
3月21日:全部のつぼみが濃いピンクになる
3月22日:1つ開花
3月23日:8つ開花〜ここから昼夜問わずどんどん開花
3月24〜25日:花見ごろ〜ほぼ満開〜
3月26日:葉が出始める
3月27日:すべてのつぼみ開花。
3月28日:はじめて花びら数枚散る
3月30日:移動の際、花びらばさっと落ちる
4月3日:花をすべてカット
書き起こすと花を楽しめた時期は10日弱でしょうか。
それでも朝晩どんどん変化するのでもっと長く楽しめた感じがありました。
そして…つぎの目標は来年も今年のように花を咲かせること。
桜の盆栽を買った年は咲いたけどその後枯れた…という話、私の周りで約4名。
毎年同じように咲かせるのはかなりハードルが高い模様。
桜盆栽のチャレンジはこれからですかね。