料理教室という習い事
料理教室という響き自体あまり好きになれないイメージもあって、自分とは縁のないところだと思ってました。
花嫁修業とか…とってつけた感のある習い事…または英会話教室と似た類いで、結局、暇つぶしの一種みたいな…とにかくあまり魅力的なものには思えませんでした。ま、行ったこともなかったのに勝手に判断していたわけです。
で、初めて行ってみて「習う価値有り」となりました。(初めて行った料理教室が、自分のニーズを満たしていたからなんですが。それは後々わかったことではありますが…)
きっかけは、料理本(理論が中心の文庫本)を読んで試したところ、うまくいかず、その著者の料理教室に行ってみたって感じ。こんなとき、地方出身者の私は東京に住むメリットを実感してしまいます。テレビや本で知った物事をすぐリアルに確認できるってこと、上京して20年経っても恵まれているな〜と思ってしまう。
ま、話を戻すと、予約がとりずらい人気の料理教室だったようなんですが、今考えるとスムーズに予約できたんですよね、1回目は。そこは、定員6名で、先生の実演後にペアで実習というスタイル。その時作ったメニューは、その後何度も自宅で再現できました。習い事って、その場限りだったりすることも多いので、実際に役立つことがわかりました。
同じ料理教室にまた予約しようとしたのですが、人気の教室だけあって、予約できたのが2ヶ月後になりました。その後もなかなか予約できないため、とうとう他の料理教室ものぞいてみる事に。
継続する料理教室ではなく、単発で習うスタイルで探したところ、クックパッドの料理教室が手軽で幅広くたくさんの教室があることがわかり、3ヶ月くらいの間で、手当たり次第いろいろな教室に行ってみました。といっても月に3〜5回くらいでしたが。ここでも都内の教室が多く、やっぱり東京在住っていいなーと思う。
先生は、主婦の方からシェフまでいろいろでした。デモンストレーションのみだったり、実習があっても、ほとんど下ごしらえがしてあったりと、結論から言うと、一番始めに偶然行った教室が私にとってはベストだったようです。。求める教室が人それぞれってこともわかりました。
私としては、必ず家で再現できる事が最優先。そのためには実演と実習がペアになっているのが理想的でした。さらに電子レンジがないため、手早く簡単に〜をテーマにしている教室には向かないこととか、珍しいスパイスや食材を使って凝った料理を作るのもちょっと違う…行ってみないとわからないので、良い経験だったと思いますが、行っただけでその後何も残らない教室もチラホラありました。
そして、実習がないと意味ないんじゃないかとはじめは思っていましたが、必ずしもそうではなかったようです。6人から8人で3品くらい作る感じになると、一人が実習する部分はほんの一部。結局、自宅で自分が実習していなかった部分がどんなだったんだろ??とわからなくなることも少なくなくて。先日、たまたまご一緒になった方が、デモの方が一通りの作業工程が見れるので実習より良いと言われてました。その時、「あー、そういうこともあるのか…」と他の方の意見が聞けるのも習い事のよいところかもしれません。