はじめての夜間緊急動物病院。猫の調子が突然悪くなった⁈
この記事は約2年前の下書きを掘り起こしたもの…ネコの症状が良くなったり悪くなったりの始まり。
結局、その1年後に亡くなってしまうのですが(今から1年前のこと)それまでの経緯を思い返したいと思います。
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いつもと違うルートで帰宅途中、煌煌と光る看板の建物に気がつく。
「夜間緊急動物診療センター」となっている。
「ナルホド、夜間でも診てくれるところがあるのね〜。」とヒトゴトように思って記憶にだけとどめてました。
推定6~8歳の白黒長毛の猫を引き取り、2年弱。
引き取ったばかりの時に、先住猫達のかかりつけの獣医さんに検診してもらい、健康だと太鼓判を押してもらって以来、元気に過ごしてましたが、最近になってカラ嘔吐の頻度が高い…
長毛種なので毛玉がお腹にたまるという話はよく耳にしていたため、もしやそれなのか?と思いはじめる。(実家の長毛猫はそんなことはなかったが…)
実は引き取ってから1年が過ぎて、もう数ヶ月で2年になるのにワクチンを打っていないのが気にかかっているものの、始めはただ面倒だったから…でしたが、最近はコロナウィルスの自粛要請もあり、わざわざ今行かなくてもいいのか…な気分で延び延びにしていたら、猫の様子が変じゃないのか…という気がしてきたという状況。
やっぱりおかしいぞ。と間違いなく思ったのが水曜日の夜。
タイミング悪く、翌木曜日は休診日でした…。
そして、金曜午前は絶対に会社を休めない業務があるため、獣医さんに診てもらえるのは金曜の午後診療(15時以降)が最短でした。
木曜の朝、ちょっと食欲も少なくなり…、心配しつつも会社へ(自転車通勤のため、コロナ自粛の対象から外れ…通常通り出社しているのです)
帰宅後、食事の催促もせず猫缶も手をつけない…。しかし、チュールは食べるんですねという状態。
明日の午後まで大丈夫かな…と気をもみながら様子を見ていると、何度も何度も寝返りを打って寝付けない模様。
苦しくて寝れないでいるのか?!
時間をみると21時過ぎ。
緊急動物病院の看板を思い出す。
あそこまで行くのか〜(自転車で30分ほどかかる)と思いながら、もっと近くに同じような夜間診療の動物病院があるのではないか…とネット検索すると自転車10分圏内にありました!
ネットの口コミも良いし、営利的な感じもない。
まずはホームページを確認すると、出向く前に電話で様子を知らせる必要があるのと一般の病院よりも経費がかかるとのことがわかりました。
夜間診療代が必ず8,800円かかり、さらに検査費用がかかるらしい。
まー、この際致し方ない…。
明日の午前に連れて行くのは無理だし、夕方までにもっと苦しくなっていたら…と思うと夜の間になんとか出来た方がいいのか。
支払いがクレジットカード払いなのも助かる。
取り急ぎ、予約の電話をしてみると穏やかなおそらく初老と思われる男性がでて、諸々の症状を聞かれました。
予めだいたいのことを聞いてから直接来てもらうというシステムのよう。
しかもコロナウィルスの自粛要請期間中のため、人であふれることがないよう気を使っているようで、症状を確認後に23時半くらいに受け付けられるとのこと。
時間通りに行ってもすぐに診察出来るとは限らないと伝えられましたが、他の選択肢があるわけではないので2時間自宅で待ってから、ネコをリュック型のキャリーケースに入れて自転車を走らせました。
2020年6月、コロナ禍の246号線はほとんど車が通っておらず、ゾンビ映画のゴーストタウンを思わせるほど静かでした。
病院は新しく広々としていましたが、来院人数を制限していることもあるのか、私の前に1人だけでガランとしています。
症状は既に電話で伝えていたので話が早く、まずは今の様子を診てからとなるので受付をするなり、すぐに預けて私だけ待合室でしばらく待つ事に。
30分くらい待った後、個別の診察室に呼ばれ所見を聞かされる。
先生は若い女医さんでした。
血液検査の結果からいろいろな可能性を伝えられるのですが、これという決定打はなく、さらにCT検査やらをしても良いか?という打診が。
とにかく何が原因かを調べるためにイロイロ検査することになったのです。
もちろんOKしてさらに待たされる。
結局午前2時くらいまでかかったものの、特にコレという原因がわからないとの見解だが調子の悪さはだいぶ落ち着いたという状況になり、そのまま連れて帰ることに。
夜間病院はあくまで救急対応のみとのことで、翌日以降はかかりつけの病院にバトンタッチという流れとのこと。
診察内容のデータをCDに入れてくれて、さらにかかりつけの病院へ連絡を入れてくれるとのことでした。
いろいろな検査代も含め診察料は4万3千円でしたが、ちょうどコロナの一律給付金が入ったばかりだったので、まーいーか~という感じ、しかも帰宅するとすっかり猫が元気になっていました!
念のため、翌日、会社を早退してかかりつけの病院へ連れて行くと、昨夜の症状は既に伝わっており、獣医さんももうだいぶ落ち着いているから大丈夫。とのこと。
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この時点では、まだ原因が特定できていませんでした…
ここから1年…動物病院に通うことになるのですが、その時は残りの給付金を何に使おうかな~と呑気に思っていたのでした。
つづく。