初めての桜盆栽 花の後はどうする?
無事に桜が咲き終わった後、次にするべきことを把握してませんでしたが、これからの手順が来年の花に影響するのだろうということは察しがついていました。
花の後の剪定について教えてもらうのも兼ねて盆栽教室に行かねば…と思っていましたが、その前に花が終ってしまいます…
盆栽教室は4月中旬になってしまったので、取り急ぎの作業をYouTubeやらで調べ、「花がら摘み」とやらをすることにしました。
「花がら摘み」は手で摘み取るなど諸説あるようですが、しおれた花の茎を少し残して剪定ばさみでカットするというのを一か八かで採用することに。
ネットでは複数回答があるため、初心者の私には取捨選択が難しい…
調べるのにモタモタしてしまい、全部の花がしおれてからやっと着手したのですが、しおれた順にカットした方が美観を損なう事なく最後の最後まで桜を楽しめたのかも…と思う。
来年はそうしよう。
…で、次が「お礼肥」。
「オレイヒ」と勝手に思っていましたが、「オレイゴエ」と読む事を後から知りました…
花が咲いてくれたお礼の肥料ってことなので、花がら摘みの後すぐにあげたかったけど2週間後の盆栽教室まで待つ事に。
肥料の種類やあげ方もネットで調べられなくもないのですが、どれが適切かの判断がまだ難しい初心者なため、次の1年までの作業は直に教えてもらってからという姿勢を大事にしたいと思っている。
教室当日、また新たな景色盆栽を一鉢作るお稽古ですが、これからの作業を指南してもらうべく桜盆栽を持参しました。
前回は写真を見せて質問をしたのですが、「家が遠くないからモノを持ってくればよかったのに」と言ってくれたため、図々しくもお言葉に甘えた感じです。
去年の話なので、先生はそんなことなど忘れていたと思うのですが、フツーに丁寧に答えてくれました〜。
とにかく帰りが2鉢になってもたいした荷物にはならないため、気軽に持っていけるのが有り難い。
実物を見てもらうと、どうやら自己判断の「花がら摘み」は正解だった模様♪
花のガクからボロっと落ちる様子で、作業がちゃんとできていると言ってもらえました!(嬉)
花の根元から取っちゃうと来年の花に影響するみたいなので注意が必要だったようです。
そして「お礼肥え」は?と聞くと…
液体肥料をオススメされたのですが、「固形肥料じゃないんですね?」と返すと「じゃー1個のせておく〜?」という感じで鉢にちょこんと挿してくれました。
なんか見たことあるヤツだ!と思ったのですが、販売の形態がイマイチわからないまま、後でお金払いますね〜という感じで流してしまいました。
結局、固形肥料を挿したのを忘れたまま液体肥料のお会計をしたため、固形肥料はサービスしてもらえることに。
盆栽によく見かけるあの肥料、一体いくらだったのか…ナゾのままですが、そのうちまた買う時にわかるかな。
とりあえず、固形肥料をしたまま、液体肥料をあげてよいものなのか?と質問したところ、花とか実とかつくものにはあげてよいということでした。
表記の割合よりも薄めてちょいちょいあげてみようと思います。
今回聞きたかったもう一つは「剪定」。
ちょうど10月下旬から盆栽を始めたため、実は剪定をしたことがありません。
しかも桜って切り口からばい菌が…とか病気になりやすいとか…よく聞くため、自分勝手にはやらないでおこうと温めておいたのです。
…で、やっぱり聞いて良かった
葉が集中して出ているところは、来年花がつくところで、剪定しなくてOK。
葉が段々になって伸びていくところは3枚くらい残してカット。
そして、茎はカットしても枝は切らないように。とのこと。
実際1カ所カットしてみせてくれました。(そういえば切り口からばい菌とか全然言われてませんでしたね…。フツーにカットしてそのままでした。)
そうそう「植え替え」についても2〜3年はそのまま植え替えないってことでした。
桜は1年でリセットされるので「大きくならずに花を咲かせる」という流れを毎年覚えさせるそうです。
先生から作業的なこと以外にもちょっとしたまめ知識を教えてもらえるのが、習う醍醐味だなと感じる部分。
剪定した桜の葉を渡されて、葉の根元に「ミツセン」と呼ばれる小さな凸について説明してくれました。
ミツセンは毛虫の天敵のアリンコを誘う作用があるそうです。
桜も毛虫が嫌いなんですねー。
ぱっと見小さな虫か…何かの病気か…と思ってしまいそうな形状だったので、予め教えてもらえて良かった!
もう一つ、ほぉーと思ったのは、赤道近くの国では桜が楽しめないってこと。
寒くないと桜は咲かないそうなのです。
シンガポールでは、お金持ちが募ってワインセラーならぬ「サクラセラー」をホテルの地下に作ったとか…どんな桜なんでしょうかね。
これからの季節は新緑を楽しみ、なんと7月くらいには花芽がついているかわかってしまうそうです。
9月頃に置き肥。9月の終わりには葉が黄色くなって落ち始めるそうです。
そう思うと1年の桜サイクルってけっこうめまぐるしいのかな…
最近1年が早く感じて仕方がないのですが、今年からは桜が季節の先導役になるのでしょうか。